大獏のお気に入りの歌一覧
灰色猫
秘密基地こころの奥にありますか輝く瞳はそのままでしょうか
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灰色猫
微睡んであなたの腕で聞いていたひぐらしたちは夏の幻
23
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灰色猫
初めての傘をひらいて幼子は日照りの雨にくるくるはしゃぎ
17
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石川順一
茂り合ふ庭の木々から精気吸ふ蜘蛛の巣の垂れ揺らめきにけり
21
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灰色猫
淡海の花火の終わり祝祭は侘びしき月と私を残し
20
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へし切
梅雨明けてつづく猛暑日かにかくに野には燃え立つひまわりの花
26
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灰色猫
どうしても許せぬ傷も受け入れてあるがままには詠えぬこころ
19
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灰色猫
世界には私と蝉しかいない朝ねむりへ誘う残響に落つ
19
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falcon
沢瀉はすらりと白く子供らが釣り竿持ちて駆け行く水辺
18
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滝川昌之
どどどんと音だけ響くホームから急ぐ浴衣が見上げる雲井
19
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滝川昌之
リズムよく中庭芝の 散水機 秒針代わりに聞く昼下がり
23
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へし切
夏なれば山響むまで鳴る神の名のみにあらずあな忌みじかり
27
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灰色猫
笹竹の清か香りに包まれて愚者はひととき賢者を生きる
18
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灰色猫
梔子の香りはきっとましろなる真昼に浮かぶ月の香りに
15
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滝川昌之
終電で疲れ帰れば家の前 三度跨いだ送り火の痕
19
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灰色猫
もう無邪気コバルトブルーのプールへと押しつ押されつ飛び込むぼくら
15
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詠み人知らず
ハモニカの如く並びぬ窓枠の昏き空洞無人のアパート
22
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へし切
暑き夜の寝覚めのわるき憂鬱は頭痛となりて吾を襲いたり
21
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紫草
清濁を合わせ飲み込み身の内でしんと澄むのを待とうじゃないか
19
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舞
ささやかな下らぬことで喧嘩する共に愚かし似た者夫婦
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