吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
灰色猫
海、そしてあなたが眠る深海の青き毛布は闇に乱れて
17
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あゆか
ニンジンを皮ごと煮込む新習慣すぐに酵素よ働いてくれ
8
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詠み人知らず
久方の 月影清けき初夏に 憂き心あり 風に揺蕩ふ
26
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舞
髪あげし頬もその手も掛け声もみな紅のギャル神輿ゆく
13
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中野美雄
桑の木のかなたのそらのグラデーション逝きにしひとのパステル画のいろ
11
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灰色猫
春でなく真夏でもない七分袖手首の傷は晒されたまま
18
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灰色猫
美しい大和言葉を響かせようカタカナ言葉は傍らに置き
18
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灰色猫
ボルドーの注がれてゆく赤色は美味に滴る血の味に似て
16
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三蛙
荒れた野に小径一筋切り拓く能力がある誰か無くても
12
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あゆか
手土産の期限のきれたチョコレートお茶菓子にして君に戻そう
5
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あゆか
お地蔵は負けたチームに笑み分ける誰もお礼をいわないけれど
9
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舞
吐息さえ色あるものを我が頬に落ちる涙のいかな色ある
11
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舞
五月晴れ暮れて朗らな月影とゆるり語りつ呑むひとり酒
11
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中野美雄
柿の葉が逝く日に挨拶、身籠れる雌花はうつむき夕かげのなか
8
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沙久
混じり気のない優しさができたなら君に迷わず届けに行こう
28
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詠み人知らず
指先でバサリバサリと札勘定 掻き数ふのは余所人の金
15
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灰色猫
官僚がバスルームに入るとき国家機密は脱ぎ捨てられる
16
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コーヤ
鳳仙花熟した果実はじけ飛ぶ彼方の君へ夏を届けむ
28
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恣翁
地に落ちて 黄ばみし 白き柿の花 歩運ぶ毎に 香気放てり
18
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中野美雄
今し逝く日と溶け合ふ海はら波響動むこの切岸も海桐の花も
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