吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
中野美雄
さみだれの夜を降れる雨さはさはと葉群をぬらし汝がこころにも
15
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中野美雄
雨ふりつづく夜の明ければしののめの しのに愛しく朝どりのこゑ
12
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灰色猫
ワイシャツの口紅愛し昨晩の秘密をひとつ手洗いをする
18
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灰色猫
夏空に遊び疲れて日に焼けた翼を僕ら浅瀬で洗う
20
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石川順一
いちゃもんを言っちゃうもんと洒落を言ひ一日布団をかぶる定めに
17
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あゆか
飛梅のように香りを届けたいあなたに似合う花びらの風
14
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kingface
子の時に寝転ぶ畑のそよ風が肌にまとひぬ夏日のはざま
11
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滝川昌之
老鶯の消えゆく声のせつなさが雲に届いて梅雨がはじまる
29
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コーヤ
「良い香り」母と楽しみた遠き日の記憶の中の山百合のはな
17
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卯月
ああ、何て素敵な世界、神も死も自由もなくて、みんなしあわせ!
9
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卯月
今日もまたひとりの家に近づけず本屋をいくつ彷徨うつもり
67
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卯月
誰ひとりわたしのことを知らなくてやさしい海に溺れる五月
15
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卯月
君がいないこの現実を生きていく泳ぐ魚と踊る黒鍵
11
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卯月
さようなら「わたし」であった物語そんな世界を愛していたわ
6
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藤久崇
土柄の 違わば色も 違えども 映ゆるよひらを 愛づるこの頃
19
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舞
散り濡れた花踏み歩むひとり傘もの思わせて降るこぬか雨
18
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恣翁
空想を 黄泉路に誘ふ 黄昏の 死出の田長の 狂ほしき声
18
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詠み人知らず
伝へれば 困惑顔で身動かず 縫いとめられし傀儡がごとく
16
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あゆか
転んでもソフトクリーム離さない五歳児なんて侮るなかれ
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灰色猫
穢れなき真白であった堕天使の黒き翼の虹の光沢
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