御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
へし切
年賀状そろそろ準備 友は減り などか淋しき霜月の頃
11
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灰色猫
ほら月が赤くなったと君の声まぼろしだけど聞きたかったな
6
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蔓葵
今日見ればもみぢうつろふ久方の月のかつらも秋ふけにけり
15
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KEN
ひとつきを ひとよにみせて かけみつる こよいつくよみ ひとようつさむ
11
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波端
大道を外れ野を分けゆく脛に盜人萩の實を賜りて
10
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茂作
秋の陽を挾んで閉ぢるヴェルレーヌ 落ち葉の詩を口づさんでみる
12
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奥月汀
たそかれもかはたれときも易々と薄くらやみに融けてゆく我
8
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舞
屯田の兵や家族の一世紀同じ木枯らしビルの谷間に
9
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茂作
枯れかかる紫蘇の葉末にしじみ蝶 秋の終はりも陽は柔らかき
16
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KEN
ひともとの 影さへ漫ろ 槻森ゆ あて無く行かば 黄葉梳く陽に
12
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ななかまど
吊るされて白さを競う大根のひとつひとつを照らす秋の陽
12
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夕桐
きみの手に踊らされてゐるやうに菊かんざしを纏ふ山肌
6
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へし切
山茶花の はや咲き初めて 吾が宿の庭の垣根も 冬支度かな
15
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舞
露天風呂 枯れ葉一葉 ひと夏を お疲れ様と ともに湯浴みす
10
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茂作
ためらひて迷ひし後に枝を殘す 庭の椿に小さなつぼみ
15
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恣翁
陰鬱に 降るや降らずや 空低く垂れて 煙草の這ふがに燻る
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詠み人知らず
吾 言の葉を紡ぎ待つ 君伸ばす指先の灯の温みくれしも
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灰色猫
やすやすと真冬が肌を切るのです向かい合わねば春は目覚めぬ
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滝川昌之
六地蔵 熟れ柿一つずつ置かれ笠も頼むと近き雪まで
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ななかまど
黒糖を食むたび浮かぶキビを刈るうちなーんちゅの鎌の輝き
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