KENのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
回数に制限のある痛み止め風でも疼く発作起きるな
12
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うすべに
遠まきにコンクリートの手すりから 手もと見つめる都会のすずめ
8
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舞
朽ちてゆくレプリカントの夢 数値へと変換できぬ恋をする夢
6
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さいおん
此夕 遅寸曹司 還左尓 三之鍬形 弥希将見毛
10
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ななかまど
良き波をさがすサーファー気にもせず波頭しろく浜に打ち寄す
14
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滝川昌之
内定をいくつか取れてほっとして次男は巣立ちの羽整える
15
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へし切
日は長く影は短し 六月の夏越しの祓 夏至るころ
13
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ながさき
凡夫なれば 過去を知らず 現在は 見へて法華経の 行者なり
11
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うすべに
熟しても鳥はたべない赤い実を 集める人のふるさとの山
10
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恣翁
薄暗き土間に重たげ 構へたる框 鼈甲色に光れり
10
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滝川昌之
返礼はホットマンのハンカチに初孫の名を刺繍し友より
14
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茂作
つゆ晴に色を迷へる紫陽花の ふたたび雨を戀ふやこのごろ
14
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へし切
増額の児童手当は 第三子 消えるトリック まさに異次元
11
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横井 信
水無月の暮れ行く空にオレンジのちらりと見えた薄い三日月
12
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灰色猫
子供から馬鹿にされない為だけに学ぶなめくじかたつむりの違い
12
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ながさき
大輪の 大賀のハスは 凛然と 生命の凱歌 泥沼に咲く
11
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うすべに
まぶしさが水辺にさそう 風はもう風鈴鳴らす夏のささやき
12
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波端
母一羽 子一羽 游ぐ輕鴨の 葦間に見えて 寂びしかるかも
9
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滝川昌之
子どもらに燕返しを教えたらもうすぐ巣立ち別々に立つ
16
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茂作
あかあかと穗麥畠は廣がりて 風波わたる安曇野の里
14
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