名鈴のお気に入りの歌一覧
サルトル
人々は家で静かに沈黙し五月の緑は雄叫びを上げる
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松本直哉
どのようなさみしい音がするだらうもしすずらんにすずがあつたら
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つばす
家々の庭に花咲くレンガ道 花にたゆたう紫あげは
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滝川昌之
「ただいま」とスマホで済ます子の帰省あのコロナ禍の年にはじまり
10
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滝川昌之
店頭で思い出せよとコロナ禍の年を偲んで積もるマスクは
15
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ななかまど
ささやかな気づきが詩型になってゆく三十一文字に刻む言の葉
13
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萱斎院
あおあらし桐のかをりのほのめきて きみ偲ばするふるものがたり
9
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うすべに
夏日立つ 山ほととぎすまだ鳴かず いそひよどりの歌う夕暮れ
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是瓜
十代の 自分に言っても信じない現実だけどなるべくして今
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横井 信
図書館も閉まったままで街路樹の若葉を揺らす風のささやき
9
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秋日好
好きだとて迸る想いの暴れ馬癒しは遠くかの泉のみ
9
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さかさまぼこ
山桜の森に分け入り山桜の森を出で来ぬ 現し世の光
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藤久崇
五月雨に 漬つ老を呼ぶ ほととぎす 遠の空より 今帰り来ぬと
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吉野 鮎
高空の飛行機雲の一條と競ふか幟五疋が泳ぐ
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舞
故郷の星降る岡に弔いし僕の翼は墓碑銘もなく
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灰色猫
笹井さま軍手をはめて図書館を建てておきます あなたの森に
9
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灰色猫
レントゲン撮影台に寝転べば発掘される遺骨みたいだ
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灰色猫
虐待で死んだ子供の微笑みに囲まれているテレビ売り場で
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灰色猫
猫パンチくらいの威力でタップする届いてほしい恋のスタンプ
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恣翁
うらうらと 暮るるを知らぬ春の日に 壬生狂言の 眠気催す
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