名鈴のお気に入りの歌一覧
横井 信
やる事も見つからないまま休日の部屋で抱えるしびれた身体
9
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吉野 鮎
唐突にきみが死をきく 滿月があまねく照らす甍の連なり
11
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KEN
硝子の ごとき燈りが 忍び込み ほのぼのと浮く 薄墨の文字
8
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KEN
つくよみの 燈る夜空が すみれ色 病めるあなたの 切り繪のやうだ
7
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KEN
あだたらに 殘る白雪 照らしつつ もちづき落ちて 浮かぶ街影
11
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び わ
図書館が未だ休館暗闇に読書楽しむ時間逃げ去り
5
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舞
若夫婦ベビーカー押し笑みつつに何をか語るランドセルコーナー
4
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西村 由佳里
ベランダで心は羽を広げ飛ぶ海へ山へとおもむくままに
3
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水紫
同級生おしゃれ気にして薄化粧ほんのりピンクのチークと初恋
5
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滝川昌之
メモでない自前の言葉はリーダーの本気が届くよく腑に落ちる
15
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ななかまど
実をつけるトマトの位置を測りつつ今年の苗の検地を始む
9
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うすべに
水鏡 揺れるむらさき杜若 昔の人の旅路をしのぶ
10
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普徳亭大崇
春雷の 鳴る雨止めば 風もまた 静まり真の 春やくるらん
2
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松本直哉
新じやがと新たまねぎのとろとろのヴィシソワーズの夏は来にけり
5
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横井 信
窓の外 そっとのぞいて巣ごもりの夕暮れにきくカミナリの音
9
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幸子
寝静まる住宅街に音もなくまたたき続く夜の信号機
8
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千映2
母宛のカーネーションは今年から天国に贈る予約を入れる
4
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KEN
琥珀色 コンソメジュレを 浮かべれば 見たことも無き パリの夕暮れ
7
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KEN
紫の 垂水の上の 月の燈を 見上げて覺ゆ 溪の深みを
11
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び わ
弟が静岡のお茶送りくる兄貴兄貴といつも変わらず
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