みやこうましのお気に入りの歌一覧
リンダ
過去形の二人の会話とぎれても月は優しく夜道を照らす
23
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詠み人知らず
水仙も椿も木瓜も皆開きけふ曼荼羅を描く花畑
9
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詠み人知らず
その影に生死の定めはしばし置き時をも忘れ見る桜かな
7
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詠み人知らず
墨染めの風吹きおこせ山櫻けふまぼろしの遠き春辺に
27
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海生ろらび
改札を抜けたら走れ 名残捨てて このさよならは始まりのベル
11
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光源氏
咲く花は長くもがなとみ吉野の灯し火ゆらく春の名殘に
18
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詠み人知らず
春風に空のゆくへをたづねても戻らぬものの名のみささやく
54
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悠々
恋人の弾くソネットを聴きながら最後の晩餐パスタを茹でる
16
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ぐるぐるフルール
穏やかな港の波音聞きながら口ずさむのは哀悼の歌
14
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緋色
すつかりと様変わりしたランドセル通学路には虹が跳ねゆく
24
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鴫沢葦穂
線香の煙にまぐれ落つる蚊の空指す脚を見るぞ哀しき
24
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聴雨
雁わたるゆふべの空に横たふる淡き茜の雲も去りゆく
14
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卯月
今日もまたひとりの家に近づけず本屋をいくつ彷徨うつもり
67
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浅草大将
数知れぬ人のなみだのあふれてはほしもあへざり雨の七夕
38
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水島寒月
木の下に忘れられたる竹箒のありてひと日の暮れゆかむとす
9
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浅草大将
散りてなほ命ありけり紅に霜を染め抜く櫨のもみぢ葉
125
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明応
バカたすバカたすバカはバカ言いたい放題気持スッキリ
4
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舞
杖突きて歩み行く人逞しく我が力にて歩み進める
6
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ことり
待つことのつねにさびしく日だまりにただ一鉢の桜草置く
33
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浅草大将
世の人の思ひの河に我がながす言の葉舟のいともちひさき
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