詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
奏づれば豊かに響む春の音は虚空に桜吹雪舞はしむ
14
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小茄子
菓子包み 思わず渡した 渋滞道 きびすをかえす 澄んだ瞳に
7
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夢士
黒雲の切れて夕空三日の月北風吹きて花水木ゆれ
16
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夢士
掃溜めに咲いていたとて菊は菊掃溜菊の様に生きゆく
11
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只野ハル
街角の馴染みの本屋店じまい貼り紙に見る店主の無念
16
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詠み人知らず
公害に強いと言われ咲き誇る国道沿いのツツジとオレと
10
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横井 信
柔らかにそよぐ空気を潤して雨は静かに若葉のしずく
19
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へし切
雨あがるころにひときは美しく道ゆく人も見あぐ薄紅
21
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灰色猫
人類が絶滅しても鎮魂をさえずる鳥などいないのだろう
24
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深谷真雪
突然に涙あふれる自分だけ世界で一番いらなくみえて
10
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ななかまど
水あさぎ蓮華草さく田の中に寝ころびて見たあの日の青さ
5
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詠み人知らず
カタカナをかつてなぞった音階へ起こす心のこの喜びよ
8
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千映
こんな吾の愛する気持ち受け止めて術後の頑張り手に取るように
11
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矢車菊
海想ふ船のごとくに琴置かば鞆をたづねし春を奏でむ
22
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矢車菊
引いてゆく波のごとくにあの人が言いかけたのにやめた言葉は
20
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矢車菊
チューリップ、と軽く発音するように もう一度だけあなたにキスを
16
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聴雨
降る雨に裳すそ濡らして参らむか腕に君し懐き行かむか
6
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秋日好
今日はもう眠って仕舞おう タイピング煩いからと追い払われて
19
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恣翁
遅桜 香の烟に咽びつつ 暮れかかる陽に 散るを躊躇ふ
24
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舞
萬葉にうた一首のみ残し逝く名も無き者の吐息その詩
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