KENのお気に入りの歌一覧
ななかまど
刷り込まれたる生の営み茄子の葉のてんとう虫は天敵と成る
12
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杜鵑草
あらぬ火をうち消してむと思ふ身に心づくしの五月雨ぞ降る
38
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ななかまど
夏の夜の記憶のあまく立ち返り恋歌に灯す線香花火
14
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杜鵑草
うつつには逢ふすべもなく思ひ寢の閨にのみ降る夜半の五月雨
52
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横井 信
父を待つ母とふたりでぎこちなく植えたきゅうりを守る虫除け
12
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舞
海山の幸は美ましと梅雨無くにまほろばの国アイヌモシリは
10
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へし切
ふるさとは遠くて近きものなれど人目も草もかれぬとあれば
13
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滝川昌之
学生に混じって学ぶ「IT」はスピード二の次老いのねばりで
15
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うすべに
ぎょうぎよく鉢にならんで咲くはすに 高架行きかう車のうなり
11
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横井 信
思い出を母と語ってなつかしい景色のなかをゆっくり歩く
14
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ななかまど
コーヒーとスムージーマシン並び立つコンビニに夏の武具揃いおり
13
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恣翁
庭に向き 朝の日射しを浴びながら 深まる青を黙して見つむ
13
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へし切
さみだれの晴れぬる今朝のひと時をあかりて匂ふ姫百合の花
14
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滝川昌之
尊厳が脅かされる義母はまだ持てる認知を手放さずいる
15
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うすべに
ビルの群れ 空をせばめたいいわけに山の写真のショーウィンドウ
13
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蔓葵
夕立にたましく露の野をゆけは鹿も夏毛のほしぞわづらふ
8
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横井 信
夏至る駅のフェンスに背伸びして絡まる草の目指す青空
13
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恣翁
梅の実の落ちて 我が身の衰へに 思ひを致す返り梅雨かな
17
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舞
口聞かぬ妻をしり目に一二杯機嫌とるのは呑みてその後に
10
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へし切
明時の夢のたぐひか 雨くらし 木末に白き 朴の木の花
12
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