緋色のお気に入りの歌一覧
さる
葉桜は淡きみどりの衣纏ひ初夏思はせるけふの気温は
9
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卯月
世の人は躰を痛めつけずしていかに自分を赦すのですか
4
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悠々
散る花の地に着くまでを見とどけてわれも往かなむ涅槃の園生
23
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きりあ
函館の青柳町に朝がきて友は恋歌唄わずに逝く
18
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笑能子
降り積もる疑心暗鬼の中でなお希望を灯すひとの頼もし
13
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横雲
君が手の優しく撫でし花は葉に移らふ春の風の騒げる
9
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半格斎
根曲がりの竹葉をゆらす春風はいつとはなしにそよ吹きにけり
17
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三沢左右
暖かき日々の続きに雪のあらばなどて桜の散るぞ口惜しき
15
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風橋 平
蕾らは空の在処をうたがはず押しひろげたり白の桜を
43
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ほたる
花咲けば胸いっぱいに春を吸い散れば切なく春愁を吐く
11
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さる
さくら咲く散歩道行く都知事選いづれを見ても山家育ちの
8
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京
あの木も桜だったんだねと100メートル先には届かない口笛
4
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たえなかすず
ココロの差開かぬように自転車で海まで飛ばす放課後の道
7
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山本克夫
潮騒を忘れていたら春の日の三島由紀夫のページの揺れる
4
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半格斎
火照る身や湯けむりの中にたたづめば肌を流れむなみだ雨かな
12
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氷魚
盛大に花占をする大木の桜が散らす すききらいすき
16
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染季
ニスみたく透けかけた嘘重ね塗りかつて見据えた光かえして
3
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紫紅
春色のリップクリーム塗り重ね 荒れた心を隠せよ 隠せ
6
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芳立
自粛とはなにをいはきの同胞もともに愛でなむ武蔵路の花
19
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逢
ささくれが痛むことなど気にせずに笑っていられる母はつよいね
18
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