詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
野々花
咲き匂う雪間の椿赤々と短き命燃やして揺れる
13
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ゆりこ
触れ合えば壊れてしまう予感さえ君を失くした空まで見える
22
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乙女田虎子
かろうじてたもつ椿の貞操もはらりほどける君の手のなか
8
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林林
待ち受ける恐怖を白く和らげる淡雪ふわり家々の屋根
21
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コーヤ
紅の笑みもれいずる一枝が見目麗しきかんざしの如
22
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秋日好
鶺鴒も尻尾を振れば鞭打ちの心配もなく仕合せだろう
10
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詠み人知らず
むらとりの朝立つ海に霞あれば遠つ国にも春をこそ見め
4
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呉竹の憂き節
呉竹のなどか憂き世にゆき折れて臥しの果てまでわづらひぬらむ
3
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乙女田虎子
箱庭にちんまり咲けぬはなゆえに決心の夜決別の朝
6
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乙女田虎子
朧月死体の眠る樹のしたで八百屋お七は二度恋をする
4
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乙女田虎子
黄昏にさえずる鳥の一羽いて花散里の慟哭をきく
11
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ゆりこ
旋回に開く眼下の汀線は授業聞かずに見てた地図帳
17
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夢士
明けやらむ東の空に鎌の月朝餉の膳に七草の粥
16
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浅草大将
わが恋はあはの一夜の夢のゆめ愚かなるとのうつつには見ず
5
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林林
おばあちゃん、茶箱に和服がいっぱいね。着てみてもいい?空に訊ねる
16
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恣翁
白蓮の蕊に似たるか 山々の雪を被ぎて 初日出でけり
21
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舶女チェルシー
粥の白 七草の青 早朝の寒さ暗さに打ち勝つ眩しさ
11
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灰色猫
ぷちぷちと 数の子を噛む 海原を 泳げなかった 命の味わい
39
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林林
祖母と吾おせち作りつ花が咲く祖父との熱愛結婚話
19
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畑
ジーパンにエイッと足入れ蹴りあげて朝を突っ切る正義みたいに
7
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