芳立のお気に入りの歌一覧
光源氏
涙川心にかさぬる竜胆のゆふべに見やるきはだかき影に
7
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光源氏
波の花心のおくに理を持てど夢路にまどひ消え果てしかは
10
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紫苑
きさらぎの翁の杖を振るひしや風の変はりて雪の匂ひす
7
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浅草大将
薄雪のかすか色づくあさみどり野辺に一日を若菜摘みてむ
16
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源朝臣友信
いたづらに天の時雨のながらへば都にふるはわが身なるらむ
10
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山桃
花と来て鳥とも樹とも風も陽も遊ばむ春を想ふかなしさ
7
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野比益多
たましいというには少しやわらかいふしぎを浮かべ夜の人々
4
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悠々
ぬばたまの闇夜に忍ぶ閨の裡蝉飛び去りし衣の殘り香
21
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光源氏
梅の花散りみだれゆくうつろひに静かならざる宮のうぐひす
17
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光源氏
梅が枝に一途に鳴きたるうぐひすのよすがも儚き雪のまにまに
13
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光源氏
梅の花盛りのころを見るまでに闇路にまどひ雪も降り來る
14
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光源氏
梅の花夢のまどひに目覚むれどまだ酔ひしれて心もとなし
14
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紫苑
薄日さす雪消のときをよそに見つしろき樹骸に浄化のきざし
8
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山桃
やはらかき雨ふる朝春の香を思ひ出しつつ冬芽ふくらむ
9
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浅草大将
誰も見ずそれでもうたはここにあり廃公園の隅のいしぶみ
10
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螢子
温き朝水道の水も温みをり空も温めば雨降りの朝
7
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浅草大将
夜をわたるかすみの波にこぐふねの乗鞍岳にかかる三日月
10
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紫苑
唆す文は結界守りゐて我がふところに冷たくしづむ
6
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源朝臣友信
風吹かば恋ふる鳥かも白梅の君が枝へと鳴き還るらむ
11
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源朝臣友信
故郷を我は去ぬとて来る春を人には告げよ好文の花
9
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