みやこうましのお気に入りの歌一覧
庭鳥
サイレンが遠くで鳴ると左耳右耳ちがう音こだまする
7
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光源氏
詠み草の思ひ流さる月の夜に明かさむ長き歌の道のり
18
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百花(ももか)
澱みなき水底に落ち見あぐれば青、青、青に充ちたる世界
5
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トノゴジラ
喰って寝てさんぽして寝る老犬がふと気にかかる定年まぢか
6
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こはぎ
耳たぶの下に唇這わすだけ君の無防備なスイッチの場所
2
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きりあ
橋のない川の向こうに行けなくてわたしはいつも守られる人
12
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紫苑
倚りかからぬ人のつらきを知りぬれば胸に誉れの薔薇ひともとを
15
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紫苑
しろがねの肌に魚のきらめきを映してかなし氷山の薔薇
16
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悠々
政界の一寸先は闇なれどお子樣内閣メルトダウンか
19
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詠み人知らず
波の音にかそけき声のまがふほど鳥なく方の沖の遥けさ
8
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三沢左右
恋人が信じられない夜ならばおやつの甘さだけを信じる
18
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半格斎
から傘をひろげて餘る蕗の葉に珠と流れしみどり雨かな
16
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光源氏
滿月の歌のこぼるる雲間かな天の浮舟漕ぎ隱れ見ゆ
21
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紫苑
盛り上がりコップの縁に止まりいる水に自制のわななきを見つ
29
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紫苑
花さうび咲き殻ひとつ摘み取れば色なき庭に冬の足おと
23
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紫苑
浅茅生に月照りくれば山姥のよはひ憂ふる夜もあらなむ
24
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紫苑
「君はなぜ眼を詠みたがる」ことのはに霊やどるてふひとの問ひにき
35
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紫苑
我せめて恨まぬ者でありいたし愛せぬまでも赦せぬまでも
30
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紫苑
冬薔薇なにゆゑ芽吹く過ちのゐたみはやがて身に降るものを
28
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紫苑
うたに詠むかげと己の生きざまに乖離あらざるや世のうたびとよ
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