芳立のお気に入りの歌一覧
悠々
たらちねの母はいずこに在わします天橋かけて雲居わけゆく
11
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光源氏
逢ふほどに胸のいたみはつのりしも忘れざらざる乙女心よ
18
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紫苑
名を取りて恋捨てしかどリンデンの雪道に我が来し方悔ゆる
9
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光源氏
黄昏の降りしく雨の水茎にたづきなしとぞ憂ふうたかた
13
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悠々
さかんなる雪雲の朝、国興るわれも起ちなん倭くにたみ
13
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螢子
雪ならば風流だねと友言ひてタオル頭に雨の露天風呂
11
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紫苑
梅が枝に翻る緋袴汝には汝の修羅があるらむ宇治の橋姫
11
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紫苑
地下鉄の洞に哭きゐる虎落笛我は渇ける貌をしつらむ
11
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たんぽぽすずめ。
君送り帰路にあわめく朝顔の造花愛しむ氷雨降る中
8
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浅草大将
巴里の雨春は何処にたつ汽車の煙わたれるガールドリヨン
9
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浅草大将
接岸の知らせの汽笛もながながと震るへわたれり雪の桟橋
9
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山桃
赤黒き雨夜の空の底浸みて水漬く光のあまねく渡り
6
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浅草大将
穏やかに聞かむとすれどわたのはら立つ波風の声の荒さよ
11
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山桃
黄昏のふりふる雨に安らぐや水面を滑る鯉の斑見ゆ
6
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浅草大将
散る花をいまも誰かは偲ぶらむ青葉しげれるさくら井の里
16
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悠々
雪雲の垂れこめる日に国興るわれも起ちなむ倭くにたみ
7
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光源氏
ほろほろと遠の朝廷にとどむるは君がためとも住み果つるのみ
15
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音波
殺生が心地よかった虫たちを水に沈める寒い公園
5
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光源氏
うるはしき女君を思ひののめくもはたそで色になびけしものと
7
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山桃
見渡せば雨の塗り立て鮮やかに色濃くなりゆく野辺の荒草
7
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