みやこうましのお気に入りの歌一覧
三沢左右
ゆらぐのは確かな色を知りたくて 日の輪に消える泡のひと粒
14
もっと見る
明応
母の愛はわかるのだけどこの子の石橋アンタが叩くな
11
もっと見る
明応
この旅の帰り待つひとあればこそみやげの重さ有り難きかな
9
もっと見る
只野ハル
観覧車 ひとまわりして 降りるとき 違う世界に 着いたらいいね
192
もっと見る
まるたまる
些細なる夫の言葉に傷ついて洗濯機前指定席で泣く
68
もっと見る
芳立
六月のお寺めぐりに脱げば照りかぶれば蒸るる菅の笠かな
13
もっと見る
芳立
ゆかしきは都のみどり御苑にはいくその色の花や咲くらむ
11
もっと見る
紫苑
愛しきは摘まるるいたみありてこそひと攻むる棘を薔薇は持たざり
18
もっと見る
紫苑
花を追ひ北へ旅すといふ君は文にいにしへの歌を添へ来し
18
もっと見る
紫苑
終わりなきマスカレードを生きゆけば仮面はいつか我が顔となる
19
もっと見る
紫苑
あかつきの正義は銀の弾となり撃ち抜く蒼き闇とかなしみ
18
もっと見る
紫苑
野分うけ転がる鉢を起こしつつ根を張らぬものの弱きを思ふ
18
もっと見る
紫苑
肩書きを脱げば男か身の隙に忍び入り来る新宿の雨
18
もっと見る
紫苑
わが髪にのこる煙草の移り香にきみを愛しみほほえむあした
18
もっと見る
紫苑
地震に従く題に怖ぢつつ詠みすすむ我うたびとの咎を思へり
19
もっと見る
紫苑
なまぬるき春風ひたす宵闇に縊れて儚なももいろつばき
18
もっと見る
紫苑
へうへうと風鳴りわたる桟橋に去年の鴎のこゑよみがへる
19
もっと見る
紫苑
からだごとぶつかるやうに抱かれゆくすゑは荒磯のうたかたとなれ
19
もっと見る
悠々
紫陽花ノ花咲ク庭ノ斎場ノ空ヘ一筋母焼ク煙
24
もっと見る
庭鳥
出会いまた出会った先で繋がってときに溺れるつぶやきの海
13
もっと見る
[1]
<<
470
|
471
|
472
|
473
|
474
|
475
|
476
|
477
|
478
|
479
|
480
>>
[483]