芳立のお気に入りの歌一覧
きりあ
公園のぶらんこ雪に埋もれてる春になったら一番に乗るね
10
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紫苑
春まだき金糸雀色の花群れに日だまりほどの暖かさあり
10
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浅草大将
春来れどたがやす人はあら金の土にも萌ゆる名も知らぬ草
7
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紫苑
眼前の毒と甘きを秤りつつ罪なる美酒に手を伸ばしをり
9
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浅草大将
孫の手を引きつほほゑむ母老いてその手再び頬を打つなき
7
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たんぽぽすずめ。
思いきり笑った後で虚脱する吐息も混ぜて風も春めく
8
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山桃
ぬばたまの闇に過去呼ぶ光線は見えぬ世界に求道の青なす
5
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有為
ちぎりきな茜さす雲きりわたし想ひよ多摩の川こえてゆけ
7
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紫苑
ささくれた顔を浮かべるガラス窓街の明かりは漁り火に似て
12
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光源氏
山の辺のリンクで舞ひしをとめこやゆきあひを待つはりつめし色に
4
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光源氏
いづこより落ちる櫻と見上ぐればカナダの山に空高くあり
8
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浅草大将
消えのこる雪さへ春のにほひかな今をさかりの梅のはな陰
16
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浅草大将
君待てば風の便りにそわそわと木の葉のごとく心揺れつつ
13
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詠み人知らず
指先に柚子の香残る柚子酒造り飲み頃きたら家においでよ
2
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山桃
春いまだ夕闇そろと降り来たり山の靜まりほの胸騷ぎ
8
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山桃
空模樣ときてみよとて謎染のころも一衣を頭に被けたり
5
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たんぽぽすずめ。
もしある日僕が死んでも山頂に石を積むのを辞めるな友よ
13
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紫苑
絡め取る不穏のいろのまなうらを染めれば岐路に月の見えざり
9
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山桃
花見れば隔靴掻痒わりなきに棒っきれから蕾膨らみ割ける
3
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光源氏
寒き夜の吹きつる風にまかせをるかれゆく君や何か思はゆ
8
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