詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
瓶コーラ飲み干すたびに見上げてたあの夏空の深い乾きよ
23
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名鈴
柿の実の 甘く熟るれば その折に 訪ふべしと 笑ふ客人
11
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灰色猫
爽快な音を鳴らしてサイダーの栓を抜いたら飛び出すぞ、夏
25
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横井 信
語り合う夢は遠くて今日の日に汗は流れる梅雨空の下
8
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ななかまど
足るを知る昭和の母の詠みたるはつましき暮らしとつましき家計
13
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名鈴
硝子瓶 氷砂糖と 青梅を 詰めて待つだけ 夏味果蜜
14
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うすべに
伏し待ちの月はまだかと梅雨の夜半 雨間見ては鳴くほととぎす
8
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横井 信
梅雨を待つ稲田に遊ぶしらさぎの空を見つめるとおい眼差し
9
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横井 信
蒸し暑き夏ははじまり再開をよろこび開く図書館の本
13
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ななかまど
涼風が朴の若葉をくすぐれば淡く濃くなる母の焼き味噌
12
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やまざくら
径の端の 白き十字の 花清し 問へば懐かし どくだみの花
8
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ななかまど
足腰の衰え思い見あげれば山の雪線高くなりたり
7
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横井 信
ひとときの水に流れるきらめきを運んだ風にマスクを外す
8
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滝川昌之
飛来するコマドリ見ては心病み護岸工事に伐採の木々
14
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横井 信
ただ過ぎる人の流れに夏草のしげみは揺れる風のふるさと
12
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滝川昌之
詫びるため会いたい人は若き恋手放したとき俯いた女性
13
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横井 信
いき詰まるひとりの仕事 開け放つ窓を抜けてく町の喧騒
11
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横井 信
どこで生まれた風だろうベランダにそっと届いたみどりのかおり
15
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滝川昌之
しっとりと湯上りごとく仕上げては梅の実纏う小ぬか雨なら
13
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