吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
恣翁
訪ひし女の 木の下風に 後れ毛を乱されまじと 無意識に撫づ
9
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灰色猫
初恋は横顔だけを見つめてた恋の仕方をまだ知らなくて
18
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コタロー
秋暑し子等も居らざる公園のジャングルジムを蜻蛉が飛びぬ
13
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夢士
厚き雲十五夜の月隠しをり月見飾りの芒も寂しげ
15
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詠み人知らず
駅前から図書館までの左手に沿えば掘割美観地区あり
19
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うすべに
あかつきの月の涙のひとしずく 葉先にやどる消えゆくものを
11
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うすべに
風起こる すすき揺れれば月うさぎ 墨絵の雲の切れ間にはねる
14
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横井 信
はらペコの子猫もじっと待っている釣り竿ならぶ秋の堤防
15
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へし切
日の暮れの早きに秋のおとずれを夜には秋の虫の声を聴き
10
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つゆふみ
背びれあるあの剣竜も身を捨てて守る小さな命を 僕も
7
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KEN
いざよひが ただすべらかに 流れ去る 時の川面の 澪亂さずに
14
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舞
月の世は美しかるやかぐや姫恋憧れの苦無き世界は
5
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つゆふみ
その土は三十年後県外へ「どこへ」でなくて「いつを起点に」
8
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つゆふみ
掘りたくてしかたがないのムカワリュウしかたがないさホモサピエンス
5
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滝川昌之
窓に寄せ活けた芒が乞う風よ雲をはらえと待つ望月夜
17
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詠み人知らず
竹籠に穂薄を活けて窓際に今宵の月の差しくるをまつ
13
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灰色猫
切なさを癒やす言葉を求めたの恋の歌では満たされないの
21
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詠み人知らず
仲秋の仄かに揺れゐる薄穂の今宵の月にと花瓶にさしたり
13
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滝川昌之
隠さずに二人で見ていた雲井だと君が告げれば僕は頷く
16
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横井 信
軽やかに走り抜けてく秋風に半袖シャツの揺れるベランダ
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