澄舟のお気に入りの歌一覧
へし切
現世の儚き命を惜しむがに今をさかりと蝉しぐれ降る
33
もっと見る
灰色猫
風呂上りピンクに火照った肌のまま 氷菓子をかじるしあわせ
15
もっと見る
灰色猫
音符から 蛙になって 夏の夜 ふたたび音符を 奏でる蛙
32
もっと見る
美津村
混みあえる夜の電車の窓ガラスにうつる汝が顔我は見ており
6
もっと見る
美津村
髪を洗い風に吹かれている汝に右より早き夕月の差す
9
もっと見る
秋日好
鈴なくし迷ふ小猫の足跡を荊の中に如何に見るべき
73
もっと見る
舞
コンビニで売ってるような一日を夢も語らず今日も終えたり
10
もっと見る
まがね
良いことがこの先にあると云うみたい信号が全部青になってく
19
もっと見る
美津村
窓に吹く風ありて月の光つよし君を知りはやきひと月は経ぬ
9
もっと見る
灰色猫
寄る波の調べが心が共鳴し ぼくらは夜のうみがめとなる
28
もっと見る
美津村
虹消えて晴れゆく空に峯ふたつ並びてながく夕映えにけり
10
もっと見る
只野ハル
降る前にフラレてしまって帰り道降り始めても走らないから
4
もっと見る
卯月
地球儀をくるくる回し「ようちえんはどこにあるの」とみーちゃんが訊く
26
もっと見る
詠み人知らず
黒髪にプアゾンの香り忍ばせて君に危うい記憶を残す
13
もっと見る
へし切
滔々と早瀬は流る水の音掻き消すほどの蝉時雨かな
23
もっと見る
夢士
苦瓜のサラダ作りて一人酒切子グラスに冷酒酌みて
18
もっと見る
美津村
向かう岸の土手に明るき夕日差し少年三人石投げゐたり
14
もっと見る
美津村
風に揺れる水仙の花に鼻寄せて戯れゐたり野良の子犬は
10
もっと見る
民谷柚子
白桃を剥くてのひらによみがへるきみの薄皮 蜜滴りぬ
18
もっと見る
速魚
雨の日に もふもふ子猫ちょこんと来て 育ちまた雨の日に逝く
11
もっと見る
[1]
<<
38
|
39
|
40
|
41
|
42
|
43
|
44
|
45
|
46
|
47
|
48
>>
[48]