みやこうましのお気に入りの歌一覧
はな
なぜ好きと伝えなかったのかといえば、あなたのことが好きだったから
15
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藍鼠
旅立ちを夢見てかばんのポケットに寺山修司をしのばせる朝
9
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紫苑
ゆつくりと自裁せしかも二十七の葬列を追ふ一輪の薔薇
12
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在原紀之
納涼の祭囃子を聴きながら読書し友待つ夏の夕べかな
4
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浅草大将
つきなくてどこにヘラスの道やあるかへるあてなき山のかり金
8
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七色コイン
君はもう忘れただろう幼き日 花咲く丘で契ったことを
10
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紫苑
くれなゐに猿すべりの花揺るるとき僅かな戦ぎ我が胸に立つ
8
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在原紀之
あてもなく駅の路線図見渡せば貴女の街の近さに気がつく
8
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紫苑
魚ならぬ身のはぜるこそ哀しけれ彼の岸を訪ふ潮満ち来れば
10
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卯月
体調の不良告ぐれば自らの不調を述べる我が夫かな
3
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白亜
遠くとおく想いを乗せて飛行機雲 二分されゆく青にぞ映える
8
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浅草大将
須らく赤に染め得ぬたましひを三いろの旗に振らんすの民
8
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紫苑
ヴィオロンを操る指の節立ちて真闇の花火いまし弾けむ
9
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聴雨
糸とんぼまぼろしの如秋つれて青田の波をゆき通ふらむ
6
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あそびくも
燻り立つ螺旋の白は滲み溶けほの暗きへや白檀の満つ
17
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光源氏
川の瀬になびく玉藻は引きみだれ往くへも知らぬ沖に流らふ
12
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紫苑
雨上がり眠れる花はいつせいに空の蒼きをよみてひらけり
15
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螢子
自転車を木陰にとめて少年が遠い目をする通学途中
26
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あそびくも
花ざかり過ぎて萎ゆる紫陽花は枯れ衣まとひ雨にしほるる
14
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紫苑
練習曲の辿々しきをなぞるかに風鈴の音の傾いで揺るる
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