詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
傷ついて壊れぬようにぼくとだけぼくは話して生きてきたのか
12
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灰色猫
誰からも愛されないと冷め切った心がひとつ同じ雨の下
12
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滝川昌之
雨宿り 淋しがり屋の軒先がまだ行くなよと溢したしずく
21
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横井 信
バーチャルな組織の壁をリモートの仕事でつなぐ僕らの未来
8
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横井 信
若草のあまい香りのささやきを追っていけない夏至の街角
9
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名鈴
やうやうと 開く関の戸 越えぬれど 閨の掛け金 君は外すや
8
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灰色猫
大丈夫このまま行くよ辛くても汚れる覚悟はできているから
12
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灰色猫
すこやかに生まれてくれた記念だと植えてもらった愛しい桜
9
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灰色猫
傷だらけ思い出だらけ君だらけ癒やされなくてただ逢いたくて
13
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滝川昌之
旧街道 屋号の残る寺町にリノベーションの蔵カフェの茶屋
15
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ななかまど
いさぎよく身の葉を降らす竹見ればすがりつくこと悪しく思ほゆ
10
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横井 信
やわらかな雨にみどりはつつましく世界をつつむ水無月の歌
9
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横井 信
気がつけばマスクの中でくちびるを噛みしめている通勤電車
13
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滝川昌之
根回しで会議に同意の挙手が増え 庭のスギナに処世を習う
16
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灰色猫
卑しさも馬鹿馬鹿しさも汚さもすべて自分だ認めてしまえ
8
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KEN
水煙は 皐月の蒼へ 立ち上ぼり 風に舞ふかな 藥師寺の庭
10
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ななかまど
つめあまきことを悔やんでいるうちに庭の苺にヒヨの不意打ち
8
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滝川昌之
ファッション誌 かぶれるように真似をして学生街の蔦青きころ
19
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ななかまど
予報士の声さわがしく梅雨に入る妻の二度聞きゆうつなる頃
9
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恣翁
雨を避け 薮蚊の群れは 植え込みの陰に 細かく揺れ動きたり
13
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