詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
束の間の静寂(しじま)に癒える学び舎の鳴らぬチャイムに代わる春鳥
21
もっと見る
詠み人知らず
夜なべして終電の笛遠ざかりはるかになりぬ故郷思ふ
9
もっと見る
詠み人知らず
春月の薄くれなゐに潤みたる 朧を愛でる菜の花の道
23
もっと見る
横井 信
年度末 今日でひとつの区切りだと顔を上げれば桜数輪
14
もっと見る
うすべに
ふるさとは海の香りの霞たち 朝陽を透かす山桜花
17
もっと見る
夢士
花桃の咲きて枝垂るる春の風行き交う人の装いあらた
14
もっと見る
煩悩
校庭の想い人を見る乙女子のそばかすみたいだ明日が怖い
5
もっと見る
恣翁
混み初めし花見小路の 春の灯は 入相の靄に沈みけらしも
21
もっと見る
滝川昌之
仰ぎ見る花で気づかぬ足元に俯くようなスズランの白
22
もっと見る
舞
あぁそうか もうこの俺も人生を語っても良い歳になったか
7
もっと見る
灰色猫
誰がために鳴るかわからぬ祝福の鐘の音色があふれている街
17
もっと見る
灰色猫
まどろみがあまりに浅くある夜は亡者のような悪夢を歩む
16
もっと見る
灰色猫
右左前も後ろも閉ざされて初めてつばさの意味を知ったの
19
もっと見る
灰色猫
指先が炎であったばっかりに焦がしてしまう未来予想図
19
もっと見る
横井 信
今日はもう気持ちを少し切り替えてひとり乗り込むいつもの電車
13
もっと見る
夢士
辛夷咲く学園通り子らの声弾みころがる昼の坂道
14
もっと見る
KEN
石佛 ささやく聲と 思ひぬる 花誘ふ風 野邊を撫でれば
18
もっと見る
横井 信
真夜中の露天風呂にてひとりきり湯船に落ちる雨音を聞く
18
もっと見る
横井 信
陽は沈み 窓に流れる山蔭のひかりは薄く色を消してく
16
もっと見る
へし切
千鳥鳴く清き浜びに知る跡の波に消ゆとも人なつかしも
22
もっと見る
[1]
<<
41
|
42
|
43
|
44
|
45
|
46
|
47
|
48
|
49
|
50
|
51
>>
[109]