詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
幸子
舞い人が体しならせ生む風が眠る私を目覚めさせていく
13
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び わ
今日もまた妻のとこやで男前五十年間頭ころころ
9
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横井 信
ちっぽけな石につまづく僕を見るフェンスのカラス 七色の黒
14
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KEN
君抱う心の溜まりは知らずともせめて笹舟言の葉を乘せ
11
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詠み人知らず
膝抱きて闇に惑ふも澄みし音に続きて来べきしののめ待たむ
15
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蔓葵
春雨に田の面の水もますかがみ今日みか月のすみかとぞなる
14
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真如
蒼き日の 熱き想ひを 知る湖の 消えゆく藍か 波騒ぎ立つ
7
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栞
ただ独り歩む未来を捨てました 何もなくてもいいと言うから
16
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詠み人知らず
立ち枯れし身を水飴のごとコォティング 黄泉がへらしむ 春はマヂシャン
6
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詠み人知らず
掌の上に置かれたコンパスは針を回して北を忘れた
8
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詠み人知らず
暑いくらい西陽がさした焼け焦げの色の洋間に彼女の蔵書
9
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詠み人知らず
シャットダウンされていくのだ作れないものを返され時間も果てて
5
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滝川昌之
義母が待つ初月給の約束はスーツの孫とシュークリームと
16
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へし切
わびしさの遣る方なしく過ぐる日々 憂きもかたらふ 人だに無きに
20
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ななかまど
歳かなあこのひと言を煙幕に明日に延ばす今日の五千歩
5
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つちだゆういち
幼き日糊になりたひ願うたは貼りつきたくて繋がりたくて
12
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コタロー
「おはやう」と一年生にハイタッチ黄の旗を振る優しい老人
11
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コタロー
朝ぼらけ物干し竿を拭く女性たつた一言「おはやう」くれる
10
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舞
北国の花待つ者の慰めに蕗のとう咲く土筆伸びくる
8
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び わ
歌暦(こよみ)かわのながれのごとくありあちこち岩に当たりてはじけ
5
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