みやこうましのお気に入りの歌一覧
ふきのとう
「また来るね」 小さく手をふり帰りゆく吾娘見送るるうら盆の朝
18
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白亜
たくさんの夢の破片が流れつく白浜に寄せる波の静けさ
15
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ふきのとう
立秋の空なほ遠く真夏日に歌のうたえぬカナリアとなる
16
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葉月きらら☆
また一つ花びらを増し大輪の華となるよう歳を重ねる
24
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紫苑
寂しいと呟くひとと語らひつ真夏の午後はたひらかにあり
15
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七色コイン
おはようと犬に話して歩く道 ひいふうみいよ哲学の道
11
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螢子
部活する後ろ姿を眼で追った音楽室の窓際の恋
13
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紫苑
炎天や開け放たれし窓辺より黙祷告ぐるサイレン聞こゆ
14
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光源氏
蝉時雨虚無の背中はわび濡れてはかなき命闇に消えゆく
16
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聴雨
夕風に線香花火のほのにほふ遠き記憶のいろはあでやか
15
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あそびくも
にはたづみ流るる涙つかの間に行く青空のあとをのこして
23
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聴雨
ふとよぎる不安をふつと消し流す満ちたる月の瞳やはらか
12
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恣翁
久々の 路面吸ひたる 涼雨にも 凋みし儘の 鉢の朝顔
23
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三沢左右
たおやかな指先ひとつ紫に染めてもぎ取る葡萄ひと粒
24
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白亜
終はりゆく定めと知りて激しさは涙へかはる蝉時雨かな
15
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悠々
敗戦の声幾万の残留児・澄子孤児のたたかひけふはじまりぬ・悠
18
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紫苑
炎よりほかを映さず海へだて眠る双眸閉ざされずあり
13
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聴雨
秋めくやひかりの巡る花々もかたぶく月をいだける山も
7
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あそびくも
炎天下やけどの肌に透きとおる薄荷油が夕風を告ぐ
14
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悠々
日本の梅雨顏にうけ引き揚ぐる・澄子命濡らしき雨やはらかに・悠
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