みやこうましのお気に入りの歌一覧
七色コイン
守るべき者があっては死ねもせず紙風船を投げつけた夜
24
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恣翁
蝉の鳴き 槐満ちたる 黄昏に 独り佇む 仏堂の前
24
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あそびくも
初秋のながめに猫の雨宿りあくびを分かつ友となりぬる
32
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紫苑
靄深く虫の音しづむ宵闇にいのち惜しむか蝉鳴きつのる
18
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浅草大将
その昔誰もが視れど飽かねさす日こそ照れびの輝きや何処
20
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光源氏
しばらくは寄る辺もなしの迷ひ舟ほろりほろりと賀茂の長唄
14
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七色コイン
死に勇気要る要らないは分からない 分かつてるのは「生きてて欲しい」
17
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ふきのとう
背を丸めぽつんと座る老人は孤独に耐へて何を背負ふや
16
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恣翁
金錆と 油に染まる 道床の 砂利にレールの 光りて在りぬ
18
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falcon
暑き陽の路上に落とす影黒く秋は潜みて風立ちにけり
16
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falcon
きえはつる送り火の空漆黒の無窮の思ひ殘りはてなく
6
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紫苑
触れもえぬひと日の過ぎて暮れ方のいのち染めてむ爪紅の花
18
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白亜
ゆく夏を惜しんで咲くか 百日紅 終焉飾る炎の紅よ
18
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七色コイン
ルドベキア未だ戦後は続いてる 華麗に咎を消してあげてよ
8
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浅草大将
元からにフジ見ぬ身には遠けれどデモをするがの人波の声
11
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あき
秋風についとふれられ淋しさがあふれだすから肌をかくすの
11
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紫苑
我よりも若かりし妻失くしぬと問はず語りの夜の明けやらず
17
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浅草大将
野辺をゆく色なき風の旅ごろもたちまち染むる萩の花ずり
25
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恣翁
湯沸しの 滾る音のみ 薄暗き 茶の間に響く 日曜の朝
36
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卯月
あの青い星を目指して飛んでいく夢を見ている猫の憂うつ
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