詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
やまざくら
花山葵 グラスに挿せば 食卓に 安曇野渡る 風も届きぬ
9
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弥栄成就
梅雨晴れの爽快な空に布団干しお日さまの匂い今夜は早寝
13
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横井 信
ゆったりと流れる風を手に取って草笛を吹く葉桜の路
16
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名鈴
笠あれど 篠突く雨を 防かぬと 空を見上げる 信楽狸
13
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弥栄成就
君見舞ふ家族揃ひて談笑し浮かんだ笑顏に夜の泪川
13
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KEN
さまよへば 賽の河原に 岩鏡 恋の屍の 焔うつさむ
9
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横井 信
トラックの音の過ぎてく小窓から不意に聞こえた遠いカミナリ
10
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滝川昌之
梅雨木立 薄日の影の不確かさ淡くも濃くも雲行きしだい
16
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ななかまど
梅雨さむき水無月の朝つばくらめ子らのためにとしきりにしばし
12
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滝川昌之
梅雨雲の重い空気にしな垂れる君の日傘と咲き終える百合
22
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恣翁
五月雨は止むまじとかや 雪白の 南天の花 散り尽くすまで
18
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弥栄成就
人をば変えんと欲さば変わらずも己が変われば人は変われり
22
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KEN
さみだれに ひよどりの二羽 滲みけり 眠れぬままの 窓邊の向かう
12
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名鈴
水鳥の 葦間の塒 この雨で もしや漬かじや 雛事無しや
14
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ななかまど
桃色に峰吹く風を染めるようにユートピアンのイワカガミ咲く
11
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滝川昌之
深夜便プラットホームに整列のコンテナの無言または静寂
15
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KEN
砂となり 自決の濱で 簪は 今も祈らむ 沖繩の幸
13
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横井 信
汗を掻き何を目指して歩いてたエノコログサの揺れる夏の日
12
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灰色猫
灰猫は歌集を出すべくふむふむと自分の歌を読み返しおり
19
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横井 信
心地よい風は抜けてく草原の雲に隠れた欠けた日輪
11
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