吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
舞
晩酌し妻にせがまれ足揉みつ揉みつ一杯また揉みつ
9
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コタロー
秋の朝田舎の道に採れたての作物いつぱい値札に百圓
13
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KEN
蟋蟀がその身を削り鳴く夜は煩悩即菩提と独り呟き
10
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詠み人知らず
アイコンの ぽちゃぴなのまま 夢に飛び 彼の掌のなか ニギコロされたい
14
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詠み人知らず
付き合いの 長短あれど 短きも 悪しくはあらで ただ相性なり
14
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灰色猫
安らかに眠れるように石を積む一万年でも崩れぬように
16
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灰色猫
生涯で一度っきりのこのワープ時間を越えて君を探すよ
13
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紫草
きりきりと絞りあげたる布のようまだまだ吸い上げまだまだ学べ
21
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紫草
抗いの防具のような髭を剃り今朝の息子は青年らしき
21
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滝川昌之
無認可の託児にすがるママさんのシャツに隠れぬ悲しきタトゥー
26
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恣翁
実の入らぬ稲田に立ちて ぼんやりと 山背過ぐせり 幽霊のごと
21
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び わ
ひーふーみ歳を重ねてナナトキュウ(七十九)父の倍越えその先みつめ
7
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ふじこ
いつもより機嫌が悪い幼子を撫でてあやすは親の手心
14
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舞
陽差し降る目にも優しく木漏れ日の緩やかに揺れ葉月つごもり
12
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新座の迷い人
走然に 酒を飲みつつ 過ぎし日の 今は懐かし 若きロマンス
9
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inosann
大体はとぼとぼしてても最後まで諦めなければ辿り着く先
24
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蔓葵
草深みふみわけがたき夕暮れをたれまつ虫とここらなくらむ
12
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へし切
老いぬればやがては枯れぬしかあれど後も逢はむと君のみぞ恋ふ
29
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大上
生まれ逝く僅か百年比ぶるももう十年で忘れ去られる
6
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大上
あてもなく意義の形をを求めれど狂う指針は回りゆくのみ
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