朝比奈のお気に入りの歌一覧
河のほとり
思ふことなき夕暮れに吹く風はただのどかなるものとこそ知れ
12
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名鈴
朝鳥の 朝立ち往にし 空しき巣 交はせる羽の 名残を偲ぶ
10
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橘
冬瓜のスープ静かに作りおり接種後不調の祖母の為にと
12
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ryotak
立ち過ぎぬ雨後の大気の涼しきに、真夏の朝日射さずもあらなむ
8
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KEN
夏日星 しばし伴せよ 暁に 細く尖れる 月昇るまで
16
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葛城
白絲の如き流れのさうめんを競ひ取り食む昔懷かし
9
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恣翁
西日射し 午睡ゆ醒めし籐椅子に 籠の虫の音 夕涼を告ぐ
14
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へし切
然らぬだにひとり待つ身は哀しきに逢ふもかなわぬこの世を果敢なみ
18
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葛城
攝り召せと古人にもすすめらるウナギの重ね心して食む
14
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名鈴
欲に溺れ 舟板が下の 地獄忘る 明日は我が身が 水屑もぞなる
10
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蔓葵
ひさかたの海人のたく火に風すぎて乱るる影や蛍なるらむ
11
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萱斎院
うつせみのうすき衣も着なるれば あだにたのみし夜ぞあへるべき
10
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葛城
朝風に乘るヒグラシの囁きも涼味も忽ち消える眞夏日
12
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恣翁
日曜の 山手のカフェはひっそりと 押し黙る二人 卓に向き合ふ
14
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KEN
いさよふは 人のみ有らず 夏の風 天霧れ乱ひ 滾る峰かも
14
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橘
気が向いて入った茶店がお気に入り水草繁る円柱水槽
7
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千映2
蝉時雨一瞬止んだ昼下がり指揮する蝉の居るか如くに
12
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名鈴
掻き合はする 衣の間に 入る風に 胸の内冷ゆ 日は照りながら
12
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滝川昌之
漂流記むさぼり読んだその夏は子供部屋中ジャングルにして
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KEN
同じ夜を 願ひ過ごさむ 十七夜 雨に立ち待つ 夕の月草
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