詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
では行くと遠地に向かう息子見て木立の影で涙く母
16
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石川順一
目覚めればクーラー付いて居る部屋を求めて下へ降りて行くかな
12
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石川順一
鳩逃げぬ容易に飛ばぬ草原を撮影したり真夏の日差し
16
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中野美雄
アテンダントとふ女車掌に若かりし きみ思ひつつ電車揺れゆく
8
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へし切
忘るるも留め置くことも苦しきに君が名を呼ぶ残暑のひなか
24
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滝川昌之
長男の一人暮らしの申し出に テレビの音が急にうるさい
27
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さへき さうじん
我遂にフエイスブツクを辭めんとす 人と繋がり持つ能はざるに
10
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己利善慮鬼
おおむかし、初恋ひとつ、ありました。むかしむかしのおはなしでした。
5
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安井シンゴ
夏ごとに見よう見まねで探したる三十年目の冷や汁の味
10
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まあさ
鈴虫が きよらな声で 太陽に もう秋ですと 訴える朝
22
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inosann
砂浜で掬って残った一粒のような私の貴重な人生
24
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詠み人知らず
ほろ酔いの潤んだ瞳で見つめれば 欲しいのか って囁ける君
13
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詠み人知らず
瑠璃の中 泳ぎし銀のスプーンは 冷たきジェラート乗せて曇れり
16
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詠み人知らず
陽に負けてうだる自分を宥めやる 夜の酎ハイ瞼に浮かべて
13
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詠み人知らず
ハイボール 気楽に独りで呑むときは 微かに味の滲みた氷で
14
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詠み人知らず
恥ぬれば 言葉出せぬ吾なれど 内推し量る君ぞ愛しき
12
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灰色猫
あぶらぜみひとつふたつと拾っては雨に撃たれぬ土の眠りに
18
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灰色猫
イマジンがもしも玉音だったなら恨みの連鎖を断てるだろうか
13
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灰色猫
戦死者にとびだす銃を弔いに花がとびだすやさしい銃を
14
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灰色猫
肉体は炎のように儚いね守りたいから捧げたんだね
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