KENのお気に入りの歌一覧
河のほとり
かきくらし山路は雪にうづもれて椿の色のなにのこるらむ
11
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横井 信
騒がしいカラスの声に見渡せば水辺をそっと歩く白鷺
17
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灰色猫
パック入り鏡餅からぞくぞくと飛び出してくるパックの丸餅
26
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滝川昌之
「平成」の始まりを知る我々はあの額縁をまた見とどける
25
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へし切
陣取りの策をめぐらし 石を置く 勝ってうれしい 花いちもんめ
18
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うすべに
冬枯れのさみしい野辺もむらすずめ さえずる声に寒さ忘れる
14
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inosann
今日割ったお皿が僕に伝えてる「そんなに自分を責めちゃダメよ」と
15
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ななかまど
音もなく雪降り続くしばらくは黒き点なり梢の鴉
9
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コタロー
貧しさに耐へねばならぬ薄野を獨り歩けば風に煽られ
12
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詠み人知らず
冬枯れの佗しき庭にふとよぎるこの家の主の夏の日のこと
18
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へし切
ともに泣き喜びわかつ人なくば花咲く春を如何でたのしむ
18
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滝川昌之
結露には冬の朝陽が沁み入りて時に泪のように流れり
17
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夢士
うたのわに入りて五年目今日の歌二千首となり一人乾杯
18
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横井 信
いくつもの仕事の資料積み上げて今日はここまで時計が止まる
16
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うすべに
橋渡る 丸い背中の息白く 比叡おろしに混ざる風花
15
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幸子
寝かせるか 思いをうまく表せぬ時はほどよくあきらめて明日に
13
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幸子
雲の行く速度も気持ちゆるやかに師走乗り越えホッと一息
16
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もぢずり
内房線の家のまにまに黒富士のちらりちらりと隠れんぼして
5
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へし切
もろびとのいはふ名おひて春風のふくと寿命の花ぞめでたや
14
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横井 信
去年より少しずれてる計画を丁寧に書く今年の手帳
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