吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
舞
からす鳴け鳴いて笑えよこの俺を今日もくだらぬ一日終えて
11
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舞
雨はふる音もなく降る原爆のドームへと降る祈るひとにも
10
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舞
吊り革をつかむ老婆の細腕に刻まれてあり人生のしみ
13
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ふじこ
幼子の手が離れるのは成長と己が心に言い聞かせている
13
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コタロー
秋悲したつた獨りの我見兼ねふはりふはりと寄り來る蜻蛉
13
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コタロー
蜩の聲の餘韻に浸るとき涼しき風が草花搖らす
13
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コタロー
秋の草小さきままに小さき花小さき蝶を呼んでをるなり
13
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むらさか
異様なり異様異様と異様がり異様異様でいよいよ照れる
5
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速魚
悪役のお代官様ムフフフと笑うかのよう 老猫眠る
11
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速魚
舌の先丸く曲げつつチュウチュウと乳首を吸うは老猫の夢
8
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速魚
紫陽花に獲物待ちおり カマキリの薄い緑の幼き姿
11
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大上
京の夜なぞる木目にいにしへの古都は匂へど息も聽こえず
8
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大上
紫陽花よ落ちる樣には隆盛の夏もうつろひ殘暑消えゆく
7
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大上
どこまでも向日葵畑照らす日よ絶えず流れよ来夏次ぐ子へ
8
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大上
小道にも耳を澄ませば夏夜蟲月は出でねど淡く重ねば
7
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Chico
魚屋に尋ねて止まぬ おさな妻 銃刀法と秋刀魚のヒカリ
27
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ラベンダー
しとしとと 秋雨の降る 夕刻の 冴えない雲に 少し苛立つ
19
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ラベンダー
同い年 なれど主人に 言われるは 一ヶ月ちょい 姉さん女房
14
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ラベンダー
亡き母の 誕生日もう ないと言う 祖母の気持ちに 言葉失う
25
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藍子
エアコンの力で涼しくなった部屋ごろり寝転び季寄せ眺める
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