詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
はつなつの
鐘鳴ればシベリウス止め鉢持ちて豆腐あがなふ夏の夕暮れ
8
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滝川昌之
同色のスカイブルーのポロシャツを追い抜きざまにチラ見の蜻蛉
16
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灰色猫
文明の利器なるものは脱ぎ捨てて裸足で森へ消えてしまおう
8
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横井 信
まだ続くテレワークでは決まらない涼しい夏の尽きない課題
10
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名鈴
眼も胴も 空の色したる 浪速蜻蛉 この地の水と 離れ難きか
10
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ななかまど
車窓から見える二階の灯がきえる電車に合わす夕食ならん
11
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滝川昌之
下足箱 奪い合う友 銭湯で 三番長嶋 一番の王
19
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KEN
降り初めし 雨の音色の 形かな 鵯上戸が まなこに落ちぬ
10
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横井 信
緩やかな朝陽のかおる夏草を踏みしめて行く濡れた足音
14
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KEN
夜のふけて 轍 靴音 沈む夏 燈火ばかり 雨と舞ひけり
11
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横井 信
夕暮れの雨でも蝉は鳴いている通り過ぎてく風の気まぐれ
12
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コタロー
梅雨の日の窓より見える水溜り咲ゐては消ゆる水輪の調べ
11
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滝川昌之
頭頂部 薄くなったと電線が雨後の雫でからかいやがる
26
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滝川昌之
スランプの時が一番のびるとき伸びしろなんて誰も知らない
16
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ななかまど
人ひとり降ろしたあとは静かなり無人の駅に匂う山百合
24
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横井 信
リモートのありふれてゆくかど部屋のいつもの窓に差し込むひかり
13
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灰色猫
潮風の香りがします銀色の海を渡った異国の硬貨
14
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灰色猫
歯車の一部を生きるときどきは甘いケーキに癒されながら
14
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KEN
彫り人の 思ひは母か 戀ふ人か 石の佛の 頬に松風
11
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夏深
流れゆく景色がいつか懐かしき故郷に変わる車窓恋しき
10
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