風橋 平のお気に入りの歌一覧
光源氏
百済寺のしじまに居りし乙女子にはぢらひながら開く三椏
13
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恣翁
紫の 泥咥へたる つばくらめ 梁に来たりて また飛び去りぬ
23
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リンダ
吐き捨てる歌を詠むのはやめましょう。溜まって落ちる雫の言葉
69
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まき
鯨より大きい孤独を抱えては海の底にて泡を吐いてる
8
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薫智
こんな人見たって広告見たけれど人じゃないよね憎めないよね
5
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まるたまる
散り際が無残と辛夷切りたるや父が恐れる闇の深きよ
16
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林ユキ
さびしさが小鳥のようにそれぞれの窓でふるえる春の夕暮れ
13
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浅草大将
花咲かぬこの身も春は若草のみどりの酒にただ酔はまほし
15
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浅草大将
花うかぶ春のいぶきの山みづにひとの流れをせきのふぢ川
14
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悠々
ちちははを泥に呑まれし児らの春瓦礫に佇ちておらぶ声悲し
25
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詠み人知らず
とこしへの春を散りゆくさくら花添ひてゆかなむまぼろしの國
25
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恣翁
海はただ 打ち寄せられし 牡蠣棚の 向かふに青く 煙りたるのみ
26
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紫苑
G線は地平にありてあめつちを結べる淡き虹かくるべし
15
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卯月
古里は遠くなりけり垂乳根の母を「他人」と決めた冬の日
12
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氷魚
善悪を判じることなく平等に運びゆく風を誰が責めよう
7
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みやこうまし
ひと荒れて和めば時雨おとなしく春をみもごり春雨となる
12
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浅草大将
放射能よりもこわいで大阪に今日も降る降ることだまの雨
14
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山田美弥
言葉では救われない日もあるのです 神様これも祝福ですか
13
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恣翁
震災で 避難の続く 世の中に 歌詠める身の ありがたきかな
30
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林ユキ
傷ついた人に冷たい風評を吹き飛ばさんと青菜を茹でる
15
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