横井 信のお気に入りの歌一覧
茂作
股のぞき龍が登ると云ひがたし 海を分けえぬ空の寂しさ
11
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灰色猫
君用のマフラー編んでいるけれど季節は夏で恋は寒がり
6
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灰色猫
乱暴にマフラー巻かれあたたかい初めて知ったあなたの匂い
12
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草木藍
にぎやかな部活帰りの中学生暗い夜道も輝く青春
7
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滝川昌之
デッサンと作歌の前に喰われたか三角コーナーに洋梨の皮
14
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ななかまど
寒風に竹の穂先が揺れておりその柔らかき自在な動き
11
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うすべに
木枯らしのつれない絵描き 華やいだセピアの街をグレーに変える
7
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芳立
冬ごとに勤めをかさねむかしより掃けばつもれる落ち葉なりけり
5
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奥月汀
「あの葉が落ちたら、あたし死ぬわ」ならば千の風になって枝を揺すろう
5
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なりあきら
朝ぼらけ まだ暗い空 白い月 まだ人影も ない冬の路地
4
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舞
マフラーを 巻いてくれては 「気をつけて行ってこいよ」と 冬の日の母
7
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び わ
フランスに息子夫婦が行くと言う予算もなしに無謀な旅行
4
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夕夏
つかわないむかしのことばさくじょするじしょのへんさんしごとならばと
2
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夕夏
おみくろんわくちんせっしゅのどのいがいがしょうじょうでたりはじめてだ
2
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うすべに
葉はおちて細くかよわい枯れ枝の 春待つ新芽にひかる朝露
7
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滝川昌之
踏み切りの手前で海を眺めれば鎌倉行きの江ノ電が遮る
11
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高松 蓮
この時間 月ってこんなに 低いっけ どこかの家の コンソメ香る
7
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ななかまど
葉を落とすことは冬芽を産むことか桜のこぬれの小雪の朝
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虹岡思惟造
丘上のニュータウンに吹きすさぶ木枯らし寒し年經るごとに
4
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ガビー
トンネルを抜ければ光る防波堤 横浪半島碧々と見ゆ
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