詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
麻
雪の花咲き始むべき心地して窓の氷も春がすみかな
29
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たけくらべ
冴ゆる夜に君の化粧のおかしけれ雪に紅さす椿さながら
26
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まあさ
夫見舞い 帰りの道で 考える 今日のコンビニスイーツのこと
21
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石川順一
不意に吹く風が葉裏を露わにし全ての濃さを薄くして行く
80
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へし切
言の葉にこころ宿れば穏やかに人を想ひて歌を詠みたき
53
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へし切
言の葉に揺れるこころを紡いでは観るといふ意の深きを思ふ
46
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へし切
変わらぬに昔は春を愛でし吾老ひては何故に春を悲しむ
42
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まあさ
暖色の落ち葉艶めく雨上がり 踏まないように 踏まないように
19
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コーヤ
この道と生きゆく道を決めたなら限りを尽くして実を結ぶまで
24
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恣翁
重ねたる調べの中に 高みへの憧れ秘めて 蒼穹を指す
25
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藍子
静養と名前を借りて病院へ逃げ込む私卑怯者かな
14
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
305
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紫乃花々
よう来たな 笑顔花咲く あたたかな 亡き祖母声が 天よりひびく
13
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紫乃花々
母はどこ 魂さがし 耳澄ます 自由に空を 飛ぶ鳥の声
11
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斎音
望月の 水面にうつる 影をだに とどめてみたし 我の庭池
12
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たけくらべ
木枯らしの吹き荒ぶ夜を忍ぶれどやがて散るらむ冬の病葉
26
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恣翁
刈りばねに 車軸の軋み 客跳ねて 轍の石の悲鳴聴きたり
16
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コーヤ
咲き誇る花の喜び紡ぎ織る心のうたを君に捧げん
28
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紫苑
しめやかに声はとぎれてぬばたまの宇宙の塵の降りきたり いま
13
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果禾緒
降りやまぬ記憶の雨の一滴の母の手縫いの白地の浴衣
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