艸介のお気に入りの歌一覧
おじい
死後も尚 患いゐたる 父の為 イヌリン入りの 仏飯参らす
8
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灰色猫
切れ端の孤独を生きる少数をさらなる孤独を笑ってみなよ
11
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白緑
いつからか私は「わたし」を失へり鏡の向こうもう映らない
4
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緒川みるな
とどめなく路傍に咲くや百千草秋の憂ひを身に祕めながら
6
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おじい
色褪せし 曼珠沙華の そを見れば 此の山里を 哀しと思う
11
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KEN
浮かれ女の 心虚ろの 手招きや 風無き彼岸 白萩枝垂れ
12
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ケンイチ
町という町を秋へと変えてゆくこの前線はためらいもなく
11
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つばす
あかね飛ぶ青空の下ハゼ釣りを 煮付け、テンプラ思うも楽し
5
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只野ハル
人知れず並び咲いてる百合の花風に揺られて花弁触れ合う
5
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只野ハル
道端に花を見つけてしゃがみ込むきれいだねって言ってみたくて
10
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ななかまど
大株の渦根気よく数えればむかしむかしの風ふいてくる
12
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詠み人知らず
一瞬の光夜空を掠め去り夏も惜しまぬ打ち上げ花火
3
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芳立
うつせみの世にうつろひの風ふきてあきらめかぬる夏のぬけがら
5
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名鈴
仏供米を 庫裏に預けて 本堂を さびしく見遣る 秋の彼岸会
13
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トウジさん
夢見鳥蜜を所望と来たるらしガラス窓越し夢叶わずや
11
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おじい
搖るるもの みな身近にて みすず刈る 信濃の野邊に 汝れが手を振る
11
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うすべに
いにしえの栄華もよそに白萩の ひかり清ませて乾く秋の日
11
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千映2
秋草に逢えぬ淋しさ語りてもただ風ばかり吹き抜けてゆく
5
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さちこ
君の息止めて誰にも分からないところに埋めて花びら降らせる
16
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白緑
ゴロゴロゴロ配達員か雷鳴かゆめかうつつか秋のゆふぐれ
5
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