風橋 平のお気に入りの歌一覧
緋色
「この土を被せた後は泣いていい」父の言葉が土、重くする
26
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Kantの娘
水銀も分解するよな虫を生む母なる地球を泣かす我々
11
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詠み人知らず
おだやかな春の光に洗われて 涙心もからりと晴れる
7
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光源氏
人は人 何をためらふ浜千鳥寄せては返す歌を忘れて
21
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半格斎
ふゆ色の画布にも似てや白くろの深山に芽吹くひと枝の先
14
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卯月
ああ重いコートをぬいであの人は出かけていった春風の中
10
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紫乃
装飾が眩しい彼女らの中で酸欠になりながら微笑む
11
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緋色
一輪の野花を差した空きビンのような二人で在りたいですね
7
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みやこうまし
なぐさみを求めず生きる辛抱のきしみて応う友やうれしき
7
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田中ましろ
大阪はとてもきれいな夕陽ってメールしかけてやめる指先
24
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みみ松
濡れ落ちた冬越しの紋白蝶よ恋はできたか子は残せたか
14
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詠み人知らず
かなしみもやさしみもまた花影はとふ人ごとの春を散るらん
54
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聴雨
折からの雨におぼろの月流れ名残の花もしづと果てたる
11
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御崎 耕
醜さに酔うな弱さに溺れるな昏き言の葉詠うのならば
55
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友
どうかみな無事でいてくれ友達のそのまた友達そのまた家族
13
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詠み人知らず
母という性別はないペディキュアの真紅で女という文字を書く
21
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ゆら
見渡して 花 花 花 の この地でも 最初と最後があるのでしょうね
9
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紫苑
ふらここもやまひ伝染ると避けられし遊廓の子の差別ふたたび
18
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笑能子
一息の場所を作れぬもどかしさ地消地産の元気を前に
3
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笑能子
今更の面目なぞは役立たず求められるは明日への王手
4
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