たけくらべのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
母病みて手入れ届かぬ鉄線花 摘むをためらう 冬枯れの中
13
もっと見る
ゆりこ
どうしても君が私を呼ぶのなら音より速く雷となる
46
もっと見る
へし切
澄みわたる青空のもと山茶花は色鮮やかに咲きしきるかな
22
もっと見る
もり
角砂糖入れずに紅茶飲んでいるたまに日本を思ったりする
8
もっと見る
詠み人知らず
聞き流す言葉に命無かれども彷徨いざわつくノイズの魂
15
もっと見る
舞
おみな持つ哀しき性や恋知りて落つ泪さえ薄紅に
12
もっと見る
へし切
冬なのに木瓜よおまへも惚けしか季節を知らず花咲かすかな
26
もっと見る
恣翁
冬空は 染め抜くまでに青く晴れ 呑気さうなる千切れ雲ゆく
23
もっと見る
蜻
喪失のいたみはぬるまの日々のなか不意に、ちくり、と中指を刺す
7
もっと見る
ゆりこ
鏡面の水面に浮かぶあの部屋は溶けるふたりに何を問おうか
4
もっと見る
舞
よする波かえす波満つ海原の果てにはあるや愁い無き国
16
もっと見る
へし切
冬ごもり春に知られぬ花咲けば木の実に霜のふりかかるかな
25
もっと見る
只野ハル
限界を超えた五年を耐えに耐え君に逢わんと軌道を変える
20
もっと見る
林林
葉の皿に木の実を盛って小枝箸秋から冬のおままごとかな
17
もっと見る
林林
炊く前にお米に一礼手を合わす八十八の手間を思ひて
22
もっと見る
秋日好
お湯呑みを両手で持って口ごもる吾の姿は栗鼠に似るらし
14
もっと見る
芳立
世のあやのながめうつれるわが窓に残るかへでの枯れ葉ひとひら
9
もっと見る
朔夜
たまさかに生身むきだしさらしつつヒリヒリしたる命といふ棒
4
もっと見る
林林
山茶花の蔭で鬼待つかくれんぼ花びら集めお山にしつつ
20
もっと見る
夢士
ヒューと吹く風に舞ひ落つ欅の葉追いてころげて子供は風の子
14
もっと見る
[1]
<<
398
|
399
|
400
|
401
|
402
|
403
|
404
|
405
|
406
|
407
|
408
>>
[408]