たけくらべのお気に入りの歌一覧
夢士
くっきりと夕焼けに浮かぶ富士の山利根を渡りて闇に溶けゆく
16
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へし切
わかれ路の渕瀬に立てば哀しけれなごり恋しき君が面影
21
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コーヤ
明日へとアーチ架けたる胡蝶蘭蕾密そかに初春を待つ
18
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白瀬
過去を生き現在にたたずむ足跡を百年越えて眺むる我ら
5
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詠み人知らず
山々は化粧もせずにぼんやりと雪の訪れ待ちくたびれて
24
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夢士
朝陽受け走る車窓に筑波山春を待つ田や木枯しの舞ふ
17
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詠み人知らず
夢うつつ 見上ぐる星の涙さえ まだ見ぬ人の恋もするかな
10
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詠み人知らず
断食を破るホテルの朝食の だし巻き玉子 時計を回す
16
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恣翁
緩みたる肌を張らせし冷気こそ 吸ひ込める肺 蘇生させけれ
20
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林林
柚子の香と稲藁の香のわが家にて大根干せば吐く息白し
22
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緑里
何からも縛られないまま消えて行け流星群からはぐれた欠片よ
9
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へし切
木枯らしに落ち葉舞い散る夕暮れは灯とも恋しと月もいさよふ
18
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ゆりこ
街角に響くキャロルに歩み止め吾も祈らん四表の静謐
9
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コーヤ
葉牡丹はレースの襞が重なりて晴れ着のようなあでやかさ魅せ
12
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桐生賄
木枯らしに負けて儚く散ってゆく山茶花眺め 心静かに
16
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舞
衛士侍して絶えることなき宿直火も今は昔と冬の京御所
17
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恣翁
淀みより 頭を出せる杭の辺に 魚影も見せで 細波の巻く
23
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夢士
万両の実色付きてオナガ来るテグスのバリアで赤き実守る
12
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まつり
七光年先のひかりの終焉と星の最期を見届けに来て
8
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詠み人知らず
待ち待ちし 茜の雲にもゆれども 人の知らねど恋うるうつつを
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