名鈴のお気に入りの歌一覧
青き銀椀
さぞ丸き月か寝ぐらで目をつむり深く息する二ホンオオカミ
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ましまし
紙走るシャーペンの音と蝉しぐれ 解答用紙の白光る夏
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うすべに
うすべにの幻かとも百日紅 都大路にかげろう揺れる
10
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葭堂
手を合わす 見上げる写真は 父の顔 笑いもせねば 怒りもせず
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ましまし
指環とかそういうものは欲しくない あなたに逢えるそれだけで良い
7
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時定
死にたきと思う我が鏡みて老いたる我を笑う今日なり。
3
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時定
今日もまた、琥珀の海に身しずめこれではならぬと、我をせめなむ。
5
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赤石仙人
前庭に凌霄花自生して二年目の夏花をつけたり
4
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灰色猫
美しいランプとなって灯しあう苦難の道が途切れぬように
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KEN
吠ゆる術 探す山犬 地に燒ゐて 靜かなりけり 夏の夜の月
9
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青き銀椀
光敷く満月成して久しかる岡山の友と城思ひき
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び わ
協調があるべき道と理解せず対立起こし風吹きすさぶ
5
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KEN
水底に 軻遇突智眠る 碧の沼 海と洋風 舞ひ踊る夏
9
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桜田 武
もし可能なら亡き犬の盆帰りリード持ちあの散歩もう一度
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桜田 武
僅かだが葉陰に見ゆるブルーベリー盛夏の初採り青さ眼に染む
7
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桜田 武
公園でそっと摘まむ自然の命「後で放して」とトンボを孫に
5
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艸介
あやしむは野分さえ無き夏の空 酷暑に蝉も人も茹だれり
4
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キタキツネ
夜中降る雨の足音枕にし夢の中へと導かれ 朝
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樟明子
悲しみのひとつひとつの横にゐる優しきひかりに包まれたなら
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トウジさん
待つだけは 寂しかろうぞ 絡新婦 派手な衣装で 旅に出ずかや
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