KENのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
怖いもの見たさのごとく遠雷を来いよ来てみろ来るなよと聴く
15
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へし切
保険証 人質にして無理やりに 何か可笑しいデジタルへの道
12
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ななかまど
遠雷は夕立ちの来る先触れか雨雲レーダーやがてわが街
11
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灰色猫
デバイスという語が好きで脳幹に接続できる端子はないか
10
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灰色猫
純粋なホモ・サピエンスの遺伝子は七パーセントそれ以外は海
11
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灰色猫
新緑の林のままであるように梢にのせる折り紙の鳥
10
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うすべに
また来年 片付け終えるさみしさにうつつにくゆらす蚊遣火ともす
12
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舞
寝た妻の我は傍ら独り酒静か湯の宿夜は沁々と
9
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林林
すいと飛ぶ蜻蛉を追いて見上げれば涙のしずく抱きしめた空
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滝川昌之
手伝った子どもの自由研究の古いレポート見返す晩夏
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茂作
蟲の聲夜半に聞けりと友の云ふ 秋撒く野菜したく始めん
11
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へし切
あの世でも歌っているのか植木さん この世じゃ 会社勤めは辛い
12
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ななかまど
店先に紅葉模様の缶麦酒ことしの秋をのど欲しおり
13
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横井 信
夏枯れた工事現場の草むらにトンボの作る秋色の影
15
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横井 信
本を読むページをめくるつかの間に風の音聞く嵐の窓辺
13
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茂作
何處から迷ひ入る蜂か繰り返し 窓にぶつかる外の炎暑日
13
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恣翁
爪立ちて 思はれ人の後ろ首 強く吸ひたる丸髷の女
9
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へし切
送り火はまた一年の別れかな 君をあはれに思ひ焚きける
16
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Chico
貸りて來しNoteに貼らるる附箋紙が不意に呉れたる投げKissのごと
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ななかまど
大風に揺すり揺られて風見鶏身をまかすしかなき日もあらん
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