中野美雄のお気に入りの歌一覧
灰色猫
ゆらゆらと毒は持たない水母たち流れるままにただ踊りをり
23
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灰色猫
息弾む乙女の足のローファーを夏の日差しは明るく照らす
19
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コタロー
佐久島の緑あふるる散歩道山頭火の句碑ひつそりとあり
8
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コタロー
釣り人が大物狙ふ大海の遙か彼方を跳ねる魚よ
6
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コタロー
鶯の聲や群たる花の色別れを惜しむ寶の島よ
5
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コタロー
野良猫に別れを告げてソフト食ふ船は大搖れ飛沫に濡れる
4
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詠み人知らず
厩戸の皇子の建てし 法隆寺 鐘の音響む 斑鳩の里
15
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詠み人知らず
惑うとき我がくちびるの深き皺なぞれば外は降りそむる雨
31
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コーヤ
手まり花降る雨ごとに色を染め紫陽花の青空に輝く
18
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ななかまど
若き日に昭和の海に漕ぎいでて船は老いたり平成の岸
10
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石川順一
カナタだと?鈴木加成太だと思ひ土曜日の朝は散歩にも行かず
13
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石川順一
アジサイが徐々に咲き出し六月の光を独占して居る様な
23
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石川順一
タマネギが色鮮やかに吊るされて自転車置き場は用途を無くし
18
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沙久
友の住む国でのテロに鳥肌が何故に世界はこうも非情か
23
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詠み人知らず
腰かけた小部屋の壁の周期表 ニッケルあたり かなりスッキリ
17
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コタロー
佐久島の潮の香りの海風を兩翼廣げ鳶が舞ふなり
6
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コタロー
佐久島の古き街道くねくねと歩けば痩せた猫が居るなり
7
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舞
はぐれ雲はるか空ゆく飛行機は地を這う我を素知らぬ顔で
8
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灰色猫
官僚がバスルームに入るとき国家機密は脱ぎ捨てられる
16
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石川順一
田水張り代掻きだけの田もありて田植えの済みし田を凝視する
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