澄舟のお気に入りの歌一覧
松本直哉
朝の戸を明くれば霧のたちこめて冬至の庭に咲くシクラメン
7
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なかしぃ卿
学生の背負う鞄よりぶら下がるぬいぐるみから伝わる主張
6
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敬之介
富士山よあんたは日本一の山分けてくれぬか俺に5センチ
9
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滝川昌之
江ノ電の七里あたりの車窓から島のキャンドル越しの富士山
7
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林林
筆洗う水と墨とが渦巻きて冬の山河を描き流るる
24
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工藤吉生
水無月の冷蔵庫から取り出した朝のたまごのひたすらな白
5
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桜枝巧
蓋の飲み口から僕を監視するコンビニコーヒー黒々として
5
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リクシアナ
凍て空にポインセチアの燃える午後友は歌えり荒野の果てに
32
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まきずし
子どもらの 美術教室 終わるのを カモマイルティー 香るのと待つ
6
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秋日好
曲名もコンポーザーも歌い手も聴きとれないのにその唄が好き
23
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夢士
次々と番号掲げ入れ替わる帰宅ラッシュ時バスターミナル
17
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へし切
風よきて日溜まりのなか居眠りの猫は丸まり何を夢見る
32
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曖緒子
乗客はまばら 母親うながして 降りますボタンを押す小さな手
8
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西村 由佳里
カステラを切り分けながらふと思う山の奥住む子熊のことを
8
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夢士
ガラス戸の内の汚れのここかしこ残し置きたやもみじの手跡
28
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桜枝巧
教室の革命少女はマゼンタの蛍光ペンで小指を塗って
8
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美津村
ゆっくり休めと見舞ひくれし親方のズボンが鋳物の土に汚れゐつ
17
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inosann
遊歩道それて林に踏み込めば六十路の齢を幼きにもどす
28
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絮谷新
冬の田に子らの歩みて冠雪の朝影光る遠き山脈
31
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ゆうか
募金箱かかげ男の子ら呼びかけむ 硬貨いち枚雨音に消さる
8
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