大獏のお気に入りの歌一覧
白川剛
朝まだき清らに咲ける朝顔をつらつら見るにしくものぞなき
11
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白川剛
夕立ちて雨風すさぶわが庭のひまはりしげくかうべ振るなり
13
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白川剛
雨やみていまだ濡れける道の上に降りしく蝉の声を聞くかな
20
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白川剛
夜もすがら眠れぬ悶えありにけり黙せしままにけら鳴くを聞く
7
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舞
黙祷す胸に浮かびし思いをば吾れに伝えよ言葉とならば
9
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あそびくも
にはたづみ流るる涙つかの間に行く青空のあとをのこして
23
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聴雨
夕風に線香花火のほのにほふ遠き記憶のいろはあでやか
15
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舞
また逢いて酌みて交わさん月映す杯きに足る人の世の憂さ
1
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聴雨
いざよふは月のみに非ずこの秋や空音の如き蟋蟀ひとつ
10
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聴雨
期せずして待ちゐし文の舞ひ来る色なき風のやうなる心
9
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聴雨
迎へ火に誘はれ出でし今宵月おぼろたゆたふ秋色をして
11
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三沢左右
たおやかな指先ひとつ紫に染めてもぎ取る葡萄ひと粒
24
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白亜
終はりゆく定めと知りて激しさは涙へかはる蝉時雨かな
15
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浅草大将
つち底の御たまの声かひとときを黙し祈れば蝉しげく鳴く
25
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聴雨
ほの青き天目に似てけさ開く蔓のゆくへを灯すあさがほ
17
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狭霧
古里の猿掛城の跡に立てばいにしえ人のかくぞ恋しき
6
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狭霧
たたなづく井仁の棚田の水鏡うたて砕くる五月雨の朝
11
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半格斎
柚子の香が鼻腔まろびてふろふきの大根くづすためらひの箸
18
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聴雨
誰ひとり気づかぬ春のひとりごとそんな風情のひともと桜
7
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浅草大将
これさへも防ぐ手立てのなかりしか津波のあとを襲ふ白浪
18
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