ぜんまい時計のお気に入りの歌一覧
さいおん
春深 共漕往家 片山之 吉尾川路者 弥毛楽毛
10
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うすべに
皐月闇 思いがけない訪問者 羽音ひそやか屋根を越えゆく
7
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ななかまど
一株の牡丹のための遠回り赤き誘惑島津紅咲く
12
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滝川昌之
悦に入り節を回して鶯は恋の季節のフィナーレ演ず
13
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痴光山
夏草に 引き得るもあれど 持たれたる茎切り根を守る「地下組織」あり
3
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へし切
年古れば余る時間を持て余しひとり暮らしはなどか侘びしい
13
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舞
人肌の温もり恋し広き空星降り落ちるリラ冷えの街
5
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茂作
どくだみの十字の花の哀しけれ かをり憎くしと人は手折らず
14
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うすべに
葉桜のこもれびおどる初夏の風 今年の夢も凜と去り行く
8
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痴光山
電車には紙袋二つ抱く媼 左右に出し入れ飽かずリハビリ
2
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滝川昌之
酸味有るキリマンジャロを言い当てる寝起きの妻と朝の珈琲
14
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ななかまど
四ヶ月翼を休めた君だから夢の続きへ向かって飛べる
13
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KEN
縺れたる君への言葉繕ひし 葉ずれ懐かし若葉の頃は
12
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へし切
「ただいま」と言えば「おかえり」返りくる 絶えて久しい言葉が恋しい
14
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舞
咲く色は知らぬつぼみの紫陽花の葉陰に仄か初恋の夢
10
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茂作
うすくこく光りこぼれる青もみぢ 空を水面と仰ぎ見るなり
13
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さいおん
夕之雖在 未明寸 西天 人乎不待尓 月舟之逝
10
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うすべに
里山のこみちの暗さ 茂る葉のざわめきに聞く夏の足音
10
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痴光山
往き違ふ乙女の微笑み初夏を和ぐ 手に持つスマホの彼は知らずも
2
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滝川昌之
プロポーズ「月が綺麗」と云っただけ通じる二人は満ち足りていた
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