御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
へし切
神宿る出雲の社の 真菰草 かつ見る人の恋の結びに
11
もっと見る
ななかまど
思い出は西日浴びれば帰りゆく下町千住の古きアパート
15
もっと見る
詠み人知らず
父の日に割引された惣菜で母娘が済ます二人の夕食
8
もっと見る
千草
逝きし日に庭の紫陽花一斉に赤く染まりて我を励ます
9
もっと見る
茂作
戸隱の奧のやしろの遠き道 夏にうぐひす鳴くを惜しまづ
17
もっと見る
ひなたひとみ
帰宅したピンクが好きな母のため重なりあって紫陽花が咲く
7
もっと見る
仙人の弟子
縁側で夜の帳に身を沈め耳をすませばせせらぎの音
8
もっと見る
しきしま
とりどりに乱れて咲ける紫陽花のいづれの色か心染むべき
6
もっと見る
日暮
寝る吾子のほそやか御髪かきなでて詫つつめけば眼がほとる
9
もっと見る
恣翁
苧環の花の命も盛りまで 散るまで好きに生きるがさだめ
16
もっと見る
ななかまど
幾度かの苦しみ堪えし妻の眼に術後の夕星あらたに光る
17
もっと見る
舞
サッポロに豊平川の瀬音のみカムイユーカラ語り部は消え
9
もっと見る
千草
至らなく申し訳なく思いけり君なき日々に君求めつつ
4
もっと見る
萱斎院
かたこひのこゑもよがれてほととぎす 袖のほたるを見る人もなし
7
もっと見る
うすべに
せせらぎに笹の雨音 風やんでほたるを追った遠い夢の夜
9
もっと見る
ななかまど
梅雨寒の風のそよぎに躊躇いて夢の中なる朝顔の花
14
もっと見る
へし切
面影が四葩の花に思ひ出づ 今も昔の長谷のあぢさゐ
15
もっと見る
舞
静やかに酌む苦酒のコップ持つ父に似てくる手つきその背な
11
もっと見る
茂作
去年は押すこのふらここに孫立ちて 高い高いと自ら蹈めり
13
もっと見る
千草
いつかまた私のもとに来てと請う冷たくなった君を撫でつつ
5
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[152]