艸介のお気に入りの歌一覧
継海
雑草を新芽も見ずに刈りてゆく花の名だけを残さんとして
5
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朝野沙耶
「ほら、月がまあるいですよ」ほんとだね、今夜もきみが主役なんだね
17
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舞
空高み 遠き大雪 山達の 白き頂 峰を競いて
8
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横井 信
傾いた大きな顔で残業の僕より早く帰る三日月
21
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滝川昌之
キンカンを頬張りながら「甘い」って子リスみたいだ炬燵の妻は
17
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さいおん
御蓋山 煙焼立 久方 雲隠乍 月昇見
17
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平瀬たかのり
文弱の徒でまだいると初恋のひとに告げたき夜の苦笑い
6
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横井 信
まん丸の月のあかりの凍りつく畑に残る雪の足あと
13
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さいおん
白妙 衣干乍 見天 臨照月 今勿傾
16
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痴光山
家の陰の一本の低き寒椿 小花覗かせ春を寿ぐ
4
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滝川昌之
堂々と過ぎればいいが下を向く派手な女性の下着売り場で
16
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継海
院内の眼科探して母を押す手の平にあるあの日の冬陽
6
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恣翁
凩に波立つ水は ぎらぎらと 研ぎし鋼の閃湛へたり
13
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海野 冬雪
鉄塔が 手に手に携え 弧の糸は 峰を渡るや 山を越ゆるや
6
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横井 信
止まらない水の流れる川岸でそっと見送る最後の列車
1
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入山夜鷸
さらさらと かの人の言つきづきし 触れ濡るる手のうたてきも消ゆ
2
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秋日好
水槽に生きる金魚と観る吾と違いはないと思うこの頃
3
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灰色猫
まだわたし私のなかを流れゆく水の赴くままになれない
3
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はなしのぶ゙
過ぎて來し道程ほどは生きられぬなれば花壇の雜草をぬく
6
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はなしのぶ゙
あたたかき言葉を添へて繪はがきの郵便受けへコトリと屆く
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