詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
終わりなき夢に焦がれて手を伸ばす酸素を求める金魚のように
18
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へし切
わびぬればしひて忘れむ恋ふひとの花たちばなの香ににほふとも
25
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千映
墨染が江戸の時代の花街か友住し町懐かしく思う
13
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舞
はにかんだ貴方の笑みの消えぬ間に告げんとのばす指夢のなか
12
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ななかまど
田一面かよわき早苗おちついて 思いは秋の黄金のみのり
8
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詠み人知らず
万人に受け入れられる歌はなし 私の好みは誰かの地雷
26
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詠み人知らず
生きし身の 爪跡ひとつ世につけむ 名などすたりて 忘らるれども
21
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灰色猫
春眠る蒼き静寂の冷たさの朝に目覚めに時鳥かな
22
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まあさ
雨ごとに 近づく夏色 眺めつつ 踏ん張っている 春の草花
27
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コーヤ
野に広ぐシロツメ草の笑みに触れ編みて遊んだ昔懐かし
23
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滝川昌之
病室にカーネーションはいらないと強がる貴女の背中が泣いた
33
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まあさ
薬局で ベビー用品 買った時 カーネーションを もらった私は
22
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恣翁
蛞蝓の這ひつる痕の ありありと残れる墓碑に 老鶯の声
22
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秋日好
緑なす乙女の髪は亜麻色に銀杏葉よりも無邪気に淡し
22
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野々花
眠くなる魔法かけられ起きれないだめよ私に王子は来ない
19
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恣翁
墨染の妓楼に寄るな 寄るからに 梅の香に酔ひ 醜女に眩む
22
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石川順一
こめかみに激しき痛み風呂の中寺の鐘の音私物と化して
14
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灰色猫
碧色の君の瞳に射抜かれて鼓動を打って弓響きたり
22
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へし切
たちばなの花の香かげば懐かしき忍びしひとの袖の香ぞする
37
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藍子
見上げれば雲一つ無い五月晴れ葉桜の下木洩れ日揺れる
14
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