藍子のお気に入りの歌一覧
横井 信
木々揺する冷たい風に身をさらし鳥は仲間とこずえで眠る
10
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桜田 武
アドレス変えて「トロイの木馬」撃退ハッカーの無念の顔にほくそ笑む
4
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桜田 武
血も涙もなきコストカッター氏裏の熱き思いは厚きドル札か
3
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桜田 武
初冬の雨定まらぬ地の色に雪への覚悟溶けて流るる
7
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桜田 武
冬将軍終日猛威を振るう妻留守に我だけで応戦
4
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桜田 武
「便りなきは良き知らせ」とも言われるがガラ携鳴る度娘を待つ我が家
7
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横井 信
新月の静かな夜の風に舞う木の葉の聲はそっとささやく
15
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横井 信
冬枯れの畑の中へ別れてく引き込み線は海へと続く
15
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千映
純喫茶庭の片隅看板を上げりゃ純の文字だけ笑う
9
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千映
病葉を茶摘みの如く摘み取って新年迎えるツツジ笑顔に
11
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千映
愛します君の御胸の奥の奥宝の箱の鍵貰うまで
10
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千映
飴色になりてもぴんと葉は元気腰伸ばします紫陽花の前
9
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千映
差し入れのおでんの空鍋手に提げて話のはずむ笑顔が二つ
11
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コタロー
寒風の荒々しさに芒搖れ鳥の鳴き聲疎らなりけり
6
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コタロー
手水場の冷えたる水に手を清め母を想ひて兩手を合はす
11
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コタロー
山茶花の花は散るらん薄紅の色に混じりて仄かに白し
8
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コタロー
冬の池の搖れる波間に鳰一羽潛りば仄と外れて浮かぶ
3
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コタロー
冬の朝寒さに振るふ猫二疋小さき身體寄せ合ひながら
8
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詠み人知らず
過ちを改むるには憚らず心素直に背筋は凛と
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詠み人知らず
深呼吸ひとつで変わるその沸点理性で耐えてこそ人間の道
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